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防衛力整備の変化 [気になった事件や出来事]

ミリタリー関連で少し思ったこと。




防衛省は、今後の防衛力整備について、能力はアップさせるが、自衛官の新たな増員は考えていないとする。




すなわちスクラップ&ビルドで、優先度の低い装備品を退役させて浮いた人員を、新たな能力が必要なところに割り当てるとしている。



何を当たり前のことを言っている?と思った方は多いと思うが、今までの防衛力整備はそうではなかった。


新しい能力が必要になれば基本的に純増、つまり付け加える形で防衛力整備を行っていた。


これがなぜ、ようやくスクラップ&ビルドに移行しているかというと、一言で言うと、切羽つまってきたから。


端的に言うと、今まではとりあえずいろいろな事態に備えていれば、役に立つだろう、みたいなのんきな防衛力の整備だった。


日本は島国で他国の侵攻のリスクは高くないと、まあとりあえずの防衛力整備だった。少なくとも私はそんなニュアンスを感じていた。


しかし昨今は主に中国の台頭でリスクが高まった上、人員、予算の余裕がない状態で脅威に備えなければならなくなった。



私は必ずしも、中国と戦う、ロシアと戦う、などと言わないが防衛力整備は別。



外交的解決を最優先にしながらも、備え自体は必須である。



そして費用対効果が高い防衛力整備をするのは当たり前であると感じる。
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