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沖縄県民投票のごたごたで思う。 [気になった事件や出来事]

沖縄県で米軍基地の辺野古移設を問う県民投票が予定されているが、投票事務の執行を拒否する自治体が相次いでいる。


宮古島市、宜野湾市、沖縄市が少なくとも現時点で事務の執行を拒否する。


基本的に、沖縄県は議会で投票事務の予算が否決されても各市町村首長は予算の執行をする義務があると主張しているが、一概にそのように解釈は出来なく思う。


というのも議会が否決した場合でも首長の予算を執行が可能であっても、基本的に市なら市、町なら町の予算に関しては「法律上」首長及び議会に権限がある。

当然ながら首長には予算の執行を判断する裁量があると考えられる。これは行政法の話になるが。

今回の場合地方自治法上たしかに予算が議会で否決されても首長が予算を執行できる。とある。「しなければならない」ではない。一概にその文言だけで義務であるor義務でない、と判断できるものではないが、行政法的に首長に全く裁量が認められないとは考えにくい。


ましてや地方自治法上、「県」は市町村の上位組織ではなく対等の関係であり、沖縄県の言う明らかに予算執行が各市町村首長の義務とは言い切れない。

難しい話ではあるが。

だいたい今回の騒動は沖縄県議会がきちんと市町村や、各党と話合わず、県民投票条例を通して、かつ義務費だと市町村を従わせようとしたのが原因だと考えている。

いい悪いは置いておいて、もっと話合うべきでした。
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