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日本の裁判所について②最高裁判所裁判官の任命 [裁判所・司法]

判事(=裁判官)にだれを任命するかというのは、実は結構重要な問題である。


裁判官は一度任命したら、そう簡単には罷免できないから。


裁判所が民意に反する判決ばかり出すようなこともありうる。


実際アメリカでは有名なF・ルーズベルトのニューディール政策(1932年~)をめぐって政府と裁判所が対立をして大混乱が起きたという。


国によっては、選挙で裁判官を決めるという国もある。


日本では内閣が、最高裁の裁判官を任命することになっている。


憲法6条2項 で「最高裁判所の長たる裁判官は、内閣の指名に基づいて天皇がこれを任命する」


79条 「最高裁判所の…長以外の裁判官は内閣でこれを任命する」


要するに内閣が最高裁判所の裁判官を任命することになっている。



その是非についてはいろいろ偉ーい学者さんたちにも、意見があるが、日本の場合、


①行政訴訟についても、司法裁判所が管轄していること
②選挙で裁判官を任命するということになると、裁判が政治化する可能性あること
③内閣は国会議員を中心に構成されており、民主的コントロールを受けていること

を考えると、良い制度だと自分は考える。
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